自分を責めることのメリット?

 先日友人とのやりとりで、「自分を責める」というキーワードが出てきました。



どうして人は自分のことを責めてしまうのでしょうか?



それは「自分にメリットがある(と思っている)」からです。



以前の記事で、人は自分にメリットがあることしかしないという話をしました。



そのメリットとは「心地よさを感じること」です。



自分を責めることに心地良さを感じるわけないじゃん!と思うかもしれませんが、無意識のうちにそれが心地良いと勘違いしている思い込みがあるのです。



ここで、その思い込みを知るためにちょっとしたワークをしてみましょう。



それは、自分を責めることのメリットとデメリットを書き出すことです。



ノートでも携帯のメモ帳でもなんでもいいのですが、メリット・デメリットをそれぞれ書いていきます。



例えば私の場合、


自分を責めることのメリット

・ダメな自分が変わってより良くなる

・自分に厳しくしたほうがより成長できる

・先に自分を責めておくことで、人から責められるダメージを軽減できる

・自分を責めていれば、自分に厳しい人として周りから褒められる

・自分を責めていたほうが、物事がうまくいく

・自分を責めていたほうがなんとなく落ち着く

などなど、、、



自分を責めることのデメリット

・単純に気分が悪い

・自分を責めるのはよくないっていろんな人が言ってる。なんか本当っぽい(笑)




こうしてみると、メリットの方めっちゃ多いですね(笑)



でもよーく見てください。実はメリットのほうは全て自分の思い込みなんですよ。



つまり、自分を責めたらいろんな理由で心地良くなれると思ってるけど、そのどれもが心地悪くなることばっかりなんです(笑)



自分を責めたら成長できる、褒められる、傷つかない、うまくいく、、、なんて思ってますが、別にそれは自分を責めなくても得られるものです。自分を責めたからといってそうなるわけでもありません。



つまり、自分ルールを設定して、自分を責めたら心地良くなれると勝手に思い込んでいただけなんですね。



そこまで気づいたら、あとは簡単。メリットに書いた自分ルールを手放して、書き換えてしまいましょう。自分を責めることにメリットは一つもない、と。



みなさんも自分でワークしてみて、自分がいかに自分を責めることにメリットを感じているか、そしてそれは全く必要ないんだということを、ご自身で体感してみてください。

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