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自分に正直になる

自分に正直になる、ということは、簡単なようでなかなか難しいことかもしれません。 それでも、自分に正直になることはとても大切なことだと思います。 これは、自分の思いを正直に周りの人に打ち明けたり、感じたまま行動に移してみましょう、といった提案とはちょっと違います。 自分の思いを、まずは自分自身が一番認めてあげよう 、ということです。 あなたの周りには、あなたのことをよく知っている人がいるかもしれません。親兄弟だったり友達だったり、小さい頃からみてきてあなたのことなら何でも知ってる、という人がいるかもしれません。 しかし、あなたがどう思っているか、感じているかについて一番よく知っているのは 他でもないあなた自身 です。 あなたは今何か辛い思いや苦しい思いをしているのかもしれません。そして、そんな思いに対して「こんなの大したことないよ」とか、「辛い苦しいとか言ってる場合じゃない」と思っているのかもしれません。 でも、それがどれだけ辛いか、どれだけ苦しいかを知っているのは他の誰でもない、あなた自身です。 だから、まずはあなた自身がしっかりとその思いを受けとめてあげてください。「こんなに辛いんだ、苦しいんだ」という心の声を、しっかりと聞いてあげてください。 また、あなたの思いが周りの人に理解されなくて、辛い思いをしているのかもしれません。自分の努力を認めてもらえなかったり否定されたりして、悔しい思いをしているのかもしれません。それでも、その思いや努力について、一番よく知っているのはあなた自身です。 その思いも、理解されない辛さも、あなたがしっかりと受けとめてあげてください。 自分に正直になる、とは 自分が自分の一番の味方になること 、だと思います。 あなたが、あなた自身の一番の理解者になってあげてください。

プレッシャーを手放す

何かの試験や面接のとき、期日までにやらなければいけないことがあるときなど、私たちは人生の様々な場面においてプレッシャーを感じます。 ここではそんなプレッシャーを手放すコツを書いていきます。 プレッシャーを手放すコツは、 プレッシャーに対する抵抗を手放すこと です。 プレッシャーは文字通り、押さえつけられるような感じです。私たちは何かに押さえつけられていると感じたとき、自然とそれに反抗したくなるでしょう。その反抗する感覚が「抵抗」です。 抵抗は結構やっかいなもので、 抵抗すればするほどその対象を強く握りしめてしまい、より強化してしまいます 。 緊張しないように、しないように、、と思っていると逆にガチガチに緊張してしまった、なんて経験はありませんか? それは、緊張に対して抵抗してしまっているため、ますます緊張を強めてしまっているといういい例です。 なので、何かプレッシャーを感じたら、まずは それに対して抵抗している感覚を手放してみましょう 。 抵抗を手放すと、プレッシャーそのものを感じなくなることもありますが、たいていの場合 その感覚を上手く受け入れられるようになります 。 プレッシャーが、程よい緊張感に変わるといってもいいかもしれせん。適度な緊張感を持つことで作業効率が上がったり、普段出せない力を出せるようになったりします。 抵抗を手放すことでプレッシャーを程よい感じに変え、より上手く使いこなせるようになります。ぜひお試しください。

問いかけは補助輪

セドナメソッドにおける問いかけは、自転車の補助輪のようなものです。 補助輪は、自転車に乗り慣れていない人が、自転車に乗るという感覚をつかむために付けるものです。 初心者にとって、自転車に乗るとはどういう感覚かわからないので、補助輪によって擬似的に体感してもらうわけです。 一度感覚をつかんでしまえば、後は補助輪を付けても付けなくてもどちらでもよくなります。 同様に、セドナメソッドにおける問いかけも、 感情を手放すという感覚をつかむためのサポート に過ぎません。 感情を手放すという感覚がどういったものかわかりづらいので、あえて問いかけるという方法を使って、 そのプロセスを一つ一つていねいに体感してもらう ためのもの です。 なので一度感情を手放すという感覚をつかんでしまえば、問いかけはしてもしなくてもどちらでもよくなるというわけです。 また、自転車に乗れるようになるために必ずしも補助輪が必要なわけではありません。補助輪なしで、転びながら乗り方を覚えたという方も多いでしょう。 セドナメソッドにおいても同様に、 必ずしも問いかけを使う必要はありません 。問いかけは感情を手放すという感覚をつかんでもらうための補助であって、 問いかけないと感情を手放せない、というものではない からです。 ですから、問いかけるという方法がしっくりこない、と思っても心配ありません。むしろ、何となくでも感情を手放すという感じがわかっていたら、そっちのほうを積極的に使ってみてください。 セドナ本では、まるまる一冊使って問いかけるという方法でていねいに説明していますが、これは補助輪を使った自転車の乗り方ガイド、といった感じです。 本のやり方に従わないと感情は手放せない、ということは全くありません。むしろ 自分の感覚を大事にして、自分なりにどんどんアレンジしてやってみてください 。

効果がない?

セドナメソッドが気になってやってみたけど効果がよくわからなかった、あるいは最初のうちは効果を感じていたけど、慣れてきてだんだん効果を感じなくなってきた、という方がいるかもしれません。 そんな方のために、いくつかヒントを書いてみます。 1、ほんの少しの変化でもOK メソッドをやって、感じ方が何となく変わったと言われれば変わったような、、、ぐらいの変化で全然OKです。 というより、メソッドやってすぐに劇的な変化があった!みたいなことって経験上あんまりありません。 もちろんやってすぐ効果が実感できることもあるんですが、それを期待しすぎてせっかく効果が出てるのに、全然効かないじゃん、となってしまってやめてしまったりすることがあります。 きちんと効果が出ているのに、気が焦ってメソッド自体をやめてしまうのはすごくもったいないことだと思います。 セドナメソッドは即効薬というよりも、サプリメントみたいな効き方をします。すぐには効果は感じないけれど、飲み続けてたらいつのまにか変わっていた、みたいな感じです。 なので、すぐに効果が出ることをあまり期待せずに、のんびりと構えずにやってみることをオススメします。 2、あえてわかりやすくしてみる セドナメソッドは感情という目に見えないものを手放す方法なので、自分がどれくらい手放せたかわかりづらい、ということも効果を感じられない原因かもしれません。 そんな時は、あえて目に見えるようにしてみるのもいいかもしれません。 たとえば、自分が今感じている感情をリストにしてみて、手放せた、あるいは感じ方が変わった感情にチェックをつけていくといった方法です。 あるいは、スマホやPCのToDoアプリを使って、手放したい感情をどんどん書き込んでいって、手放せたら消していく、みたいな感じでもいいでしょう。 ある程度成果が目に見えることで、モチベーションも上がるかもしれません。 3、メソッドへの抵抗を手放す しばらくメソッドを使い続けていると、メソッドそのものに対する抵抗が出てくることがあります。 具体的には、メソッドをやるのが面倒くさくなってきた、このまま続けても効果があるかわからない、といった思いです そんな時には、メソッドに対する「抵抗」を

放っておくことも解放

セドナメソッドをやっていると、あれもこれもいろんな感情がわいてきて、全部手放さなきゃ!となってしまうことがあります。 しかし、わいてきた感情全てに対処する必要はありません。 むしろ、感情は放っておくと自然と消えてしまうものなので、解放や手放しといったメソッドは 本来必要ないもの なのです。 なので、 感情や思考を放っておけるのなら、放っておいたほうがいいのです 。 しかし、私たちは感情を握り締めていることが自然な状態であると思い込んでいたり、そもそも感情を握り締めていることに気づいていなかったりします。 そこで、あえて解放や手放しを行うことで、まずは 自分が感情を握り締めていることをしっかりと意識する わけです。 自分が握り締めていることに気づけば、「あぁ、これはいらないな」ということがわかり、自然と手の中から離れていきます。 感情や思考がたくさんわいてきて、どれを手放していいかわからない!と混乱し始めたら、まずは一旦放っておいてみましょう。 そして、どうしても放っておけない、あるいはしつこくわいてくる感情から対処する、というのも一つの方法です。

セドナメソッドのやり方 体感編

この方法は自分がよく使っている方法です。イメージする方法と少し似ていますが、こちらは体の感覚を使って手放していきます。感情を手放している実感があるので、個人的にはとてもやりやすい方法です。 体の感覚を説明していくので、言葉では少し伝わりづらいかもしれません。だいたいの感じを読み取っていただけたらと思います。 1、感情を感じる(体で) まずはリラックスして、感情を感じてみます。この時、 体のどの部分で感じているかをしっかりと意識 してみてください。 ネガティブな感情は、体の特定の部分に溜まっていることがよくあります。例えば不安や恐れは胸の辺り、怒りは腹の辺り、悲しみは喉の辺りといった感じです。(人によって場所が違うかもしれません) 何だかモヤモヤした感じ、何か詰まったような感じ、何ともいえない不快な感じ等、何か体の違和感を感じるかもしれません。 そういった感情に伴う体の感覚をしっかり感じてみます。 2、体の感覚をじっと感じてみる 体の感覚を感じたら、 しばらくの間その感覚にじっと意識を向けてみます 。体の感覚を観察してみるといった感じかもしれません。 このとき、その感覚に対して何かしようとするのではなく、 ただ感じるがままにしてみてください 。 もしここで、そういった感覚を感じるのがあまりにも辛い、苦しいと感じたら無理する必要はありません。しばらく時間をおいて改めてやるか、別の感情でやってみてください。 3、感覚が動き出す しばらくの間体の感覚をじっと感じていると、 その感覚が「動き出す」ことがあります 。感覚が体の中を移動し始める、といった感じでしょうか。このときも、その感覚をどうこうするのではなく、 動くがままに任せてみてください 。 その時に、あくびやゲップが出たり、涙が出てきたり、身体を伸ばしたくなったりするかもしれません。そんな時は思い切りやってしまいましょう。こういった現象は、感情が体の外に出たがっているというサインなので、抑えずにやってみてください。  この方法をやっていると、あくびやゲップが頻繁に出てきたり、涙があふれてきたりするといったことが結構あります。なので、あまり人目につかないような場所でやることをオススメします(笑)。 一度感覚が動き出したら

息を吐いて感情を出す

感情を手放すことに集中していると、無意識のうちに身体が縮こまって、呼吸が浅くなることがあります。 そんな時にはひとまず深呼吸。そして、 息を吐きながら感情を手放すようにしてみましょう 。 感情と身体は密接に結びついています。 緊張すると身体が固くなり、笑うと身体が軽くなる、といったことは誰でも経験があるでしょう。 特にネガティブな感情を感じている時には身体が固くなりがちで、呼吸も無意識のうちに浅くなってしまいます。 そんな状態だと、軽い感情でもなかなか手放しにくくなったりするものです。 なかなか感情が手放せないな、と思ったら、 「呼吸」を意識してみましょう 。 ゆっくり息を吸って、ゆっくり息を吐きながら、感情も一緒に手放してみます。 呼吸を意識しながらやると、ゆったりとした気持ちで手放すことができ、リラックス効果もあります。 呼吸を意識することは感情を手放す時だけでなく、日常のあらゆる場面で役立ちます。ぜひお試しください。

セドナメソッドのやり方 書き出し編

ここでは紙やノート、あるいはパソコンのメモ帳等に書き出していく方法を紹介していきます。 といっても特別変わった方法ではありません。どちらかというと「ブレインダンプ」と呼ばれるものに近いかと思います。 「ブレインダンプ」とは、頭の中にある情報を空っぽになるまですべて書き出していくことで、自分が何を考えているのか、何をしたいのか等の情報を引き出して整理していく方法です。興味のある方は検索してみてください。 ここでは、ブレインダンプと似たような感じで、主に感情にフォーカスしてやっていきます。 1、感じている感情を書き出す まずは紙やノートとペンを用意します。文章が書けるようなものであれば何でも構いません。パソコンやスマートフォンのメモ帳等でもいいでしょう。 そして、今感じていることについて自由に書いていきます。どんなことでも構いません。後で人に見せるものではないので、とことん好きなように書き出してみてください。 あまり考えずに、頭に浮かんだことをどんどん書き出してみましょう。ドロドロとした愚痴を書きなぐる、といった感じでもOKです。 もし書き方がよくわからなければ、「○○な感じ」「××な感じ」といったように、箇条書きでもよいと思います。 また、絵が得意な方なら絵で描いてみてもいいと思います。 2、一通り読み返してみる 気が済むまで書き出したら、自分が書いたものを一度読み返してみます。 自分が書いたものを読み返すのは気が引けると感じる方もいるかもしれませんが、自分が感じていることを知るのは大事なプロセスなので、サラッとでもいいから読み返してみてください。 もしここで何か新たに感じたり、気づいたことがあったら付け足してみてもいいでしょう。 3、処分する 一通り終えたら、書いたものを処分します。具体的には、細かく破ったりグシャグシャ丸めてゴミ箱に捨てる、といった感じです。パソコンに書いたものなら、そのまま削除してしまいます。 もし自分が書いたものを残しておきたい、と思うならそうしてもらっても構いません。ただし人には見られないような場所に保管しておくことをオススメします(笑) 特に理由がなければ、なるべく処分するようにしてください。ブレインダンプとちがって頭の中を整理するのではなく、感情を

感情は悪者じゃない

セドナメソッドは感情を解放するメソッドなので、誤解されてしまうことがあるかもしれませんが、 感情は決して悪者ではありません 。 セドナメソッドをやっていると、感情を解放するというよりも「排除」しようとしてしまうことがあります。 「こんな感情があるから自分は不幸なんだ!一刻も早く排除しなくては」といった感じです。 たいていの場合、感情を「排除」しようとするとますます上手くいかなくなります。「排除」しようとすることで、その感情に対する抵抗、憎悪、あるいはコントロールしたいという欲求が生まれ、その感情をより強く握りしめてしまうことになるからです。 こんな時にはまず 「排除したい」という思いを手放しましょう 。その感情を感じたくない、嫌いだ、どうにかしたいという思いかもしれません。まずはそういった思いを手放してみましょう。 感情はあなたを苦しめるためにわいてくるのではありません 。感情に対して何かネガティブな思いがわいてきたら、まずはそれを手放してみましょう。 そしてどんな感情がわいてきても、排除しようと力むのではなく、まずは 一旦「受け入れる」姿勢をとってみてください 。 すぐに受け入れられなくても構いません。「あぁ、自分は受け入れたくないんだな」と気づくことも大きな一歩になります。

自愛とセドナメソッド

自愛とセドナメソッドは根本的に同じです。 自愛はただひたすら思考や感情を受け入れる、といった感じですがセドナメソッドも同様に、手放す前にまず感情を受け入れます。 セドナメソッドの最初の質問「その感情を認めますか?」は「その感情を受け入れますか?」と同じ意味です。 そして何よりも大事なのが、 感情は受け入れることができればほぼ手放したも同然 、ということです。 感情はしっかり認めて、受け入れてやることができると、無理やり手放そうとしなくても自然と消えていきます。 つまりセドナメソッドにおいて「手放す」という行為はあくまでオマケみたいなもので、 肝心なのは自分が感じている感情に気づくこと、そしてそれを受け入れること です。 なので自愛のひたすら受け入れる、という行為はセドナメソッドの手放すという行為と同じ働きをします。つまり どちらもやっていることは一緒、向かうところは同じ 、というわけです。 僕自身は自愛とセドナメソッドを併用してやっています。なんとなくセドナに行き詰まった時に自愛をすると、あっさり手放せたりします。 どちらも手軽にできる方法ですので、両方を併用していくと効果バツグンだと思います。

自愛について

先日少し自愛について取り上げましたが、自愛もとても素晴らしい方法です。 「愛」というと何かを好きになるとか、恋愛ごととかそういったことを連想するかもしれませんが、自愛はどちらかというと 「受け入れる」 という感じです。 どんな感情や思考がわいてきても、「それでいいんだよ」と受けとめてあげる。自分が今していることや、過去にしてきたことも「それでいいんだよ」と受けとめる。 「こんなの受けとめられない!」とか「こんなんでいいわけない」といった思いがわいていくるかもしれませんが、そんな気持ちも「それでいいんだよ」と受けとめる。 そうやって延々と受けとめ続けていると、だんだんと心の中がポカポカ暖かくなってきます。 自分の全てが認められていく感じ、あるいは閉じていたハートが徐々に開いていく感じがするかもしれません。 自愛はとてもお手軽にできる方法です。ぜひ試してみてください。

リンク追加しました

自分もちょこちょこ訪問しているのですが、もろこしさんの 「あなたはそのままでいい ~自愛~」 というブログをリンクに追加しました。 「自愛」とは読んで字のごとく「自分を愛すること」ですが、自分を大切にすること、といってもいいかもしれません。 そんな自愛についてわかりやすく、かつおちゃめに(笑)紹介しているブログです。 もろこしさんの文章は読んでいてほっこりするので、ネット上の癒しのスポットとしてもオススメです。 興味のある方はぜひ訪問してみてください。 あなたはそのままでいい ~自愛~

基本はシンプル

このブログはセドナメソッドについて解説していますが、わかりやすく解説しようとして逆に小難しくなったり長くなったりすることがあるかもしれません。 しかし、セドナメソッドの基本は本当に単純です。 「握ったものを手放すように、感情を手放す」 これだけです。 試しに、何か身の回りにあるものを手の中に握ってみてください(ペン等落としても壊れないものにしましょう)。 そのまま手を開くと、手の中のものはストンと下に落ちていきます。 手放すとはまさにそんな感覚です。 セドナメソッドは大げさな方法ではありません。 手を開く感じで、気軽にやってみてください。

セドナメソッドのやり方 問いかける以外の方法

セドナメソッドは質問を自分に問いかけていく方法です、と紹介しましたが、実は 問いかける以外にも様々な方法があります 。 セドナメソッドの本質は「感情を解放すること」ですので、要は 感情を解放できれば方法は何でも構わない のです。 しかしセドナ本ではほぼ丸々一冊を使って、問いかけるという方法で紹介しています。 たぶんこれは、その方が説明しやすく、初めてやる人にも感覚をつかんでもらいやすいからなのでしょう。 ですがもしかしたら、自分に問いかけるという方法がしっくりこない、という方もいるかもしれません。 実をいうと僕自身は、セドナメソッドに慣れてきてからは問いかけるという方法はあまり使っていません。 なのでここでは、自分の実践に基づいて、問いかける以外の方法をいくつか紹介していきましょう。 セドナメソッドのやり方 イメージ編 セドナメソッドのやり方 体感編 セドナメソッドのやり方 書き出し編 (セドナ本では、第2章の「解放を促進する」という項で、いろんな感覚を使って行う方法をいくつか挙げています。)

セドナメソッドのやり方 イメージ編

いろいろとイメージを思い浮かべたり、じっくりと妄想したりするのが好きな方はこの方法がやりやすいかもしれません。 1、感情をイメージする まずはリラックスして、感情を感じてみます。このときに、 身体のどの部分で感じているか 、を意識してみるとやりやすくなります。 そして、 その感情を何かのイメージに例えてみます 。モヤモヤした霧のようなものかもしれません。ドロっとしたゼリー状のようなものかもしれません。あるいは何かの生き物のようなものかもしれません。その感情に合わせて、しっくりくるイメージをしてみましょう。 2、手放すイメージをする 感情をイメージしたら、今度は 感情が消えていくようなイメージをします 。 感情が空に向かって消えていくようなイメージ、トイレに流すイメージ、ゴミ箱に投げ捨てる感じなど、イメージは好きなもので構いません。感情のカタマリが自分の外に向かって消えていくようなイメージをつくってみましょう。 その時にはただイメージするだけじゃなく、 実際に感情を手放すつもり でやってみるととても効果的です。 3、さっきの感情を感じてみる イメージで手放した感情を改めて感じてみましょう 。どのような感じがしますか? 少しスッキリしたり、何となく感じが変わったような気がしたら、成功です。 感情が綺麗サッパリ消えてしまうまでやる必要はありません(もちろんやってもいいですが)。 もしかしたらやる前と全然変わらない、と感じるかもしれません。そんな時には、何度か繰り返してみてください。 またセドナメソッドは、 手応えが全く無くても手放せている 、ということがよくあるので、何も変わらないと感じてもあまり気にしないでください。 セドナメソッドのコツは、大きなものを一度に手放すのではなく、 小分けにして何度も繰り返しながら手放していくこと です。 なので一気に手放そうとせず、気が向いたときに繰り返しながら少しずつ手放すように心がけてみると上手くいきます。

解放は生まれつきの能力

感情を解放するというのは、がんばって身につけないといけない特別な能力ではありません。 セドナ本でも述べられていましたが、実は感情の解放というのは、 人間が最初から持っている生まれつきの能力 です。 小さな子供を観察しているとわかりますが、笑ってると思ったら次の瞬間には泣き、喧嘩していたと思ったら何事もなかったかのように仲良く遊んでいる、といったように感情の移り変わりがとても激しいです。 大人からみると、子供は何て気まぐれなんだろうと思いますが、別の見方をすると、 感情の解放が非常に上手い のです。 その場その場で自然と感情を解放しているので、後に残ることがありません。 しかしそんな子供も、成長していくにつれて感情をコントロールする方法を身につけていきます。 そして感情を解放することよりも、コントロールすることに夢中になってしまい、本来の能力をすっかり忘れてしまうのです。 セドナメソッドは 訓練した人ができる特別な方法、ではありません 。人間が誰でも持っている、生まれつきの能力を使うだけです。 なので、新しい能力を身につけるというよりも、 本来の能力を思い出す 、という感覚でやるといいのかもしれません。

手放せないを手放す

ある程度解放を進めていると、大きな壁にぶち当たることがあります。 どんなに頑張ってもある感情だけどうしても解放できない、あるいはいくら解放してもまた同じ感情がわいてきてキリがない、といったことです。 そんな時には、 「解放できない」という思いを解放 しましょう。 例えば、どうしても解放できない感情がある場合、「いったいいつになったら解放できるんだろう」とか、「この先この感情だけずっと解放できないままなのかもしれない」といった不安や疑問が浮かんでくるかもしれません。 あるいは、いくら解放しても同じ感情がわいてきて、「自分がやってることは無駄なんじゃないか」という思いが出てくるかもしれません。 そういった時には、そんな 不安や疑問、思いを先に解放してしまいましょう 。そうすることで、元の感情に対しても解放がスムーズにいくことがよくあります。 セドナ本では、 「行き詰まりを手放す」 という形で紹介されています。何かに行き詰まったと感じたら、その行き詰まった感じをまず手放すということです。 この方法は非常に効果的ですが、行き詰まっている時は忘れがちなので、覚えておくととても役に立ちます。

荷物を降ろす

セドナメソッドは「感情を解放する」方法ですが、 「荷物を降ろす」 と言い換えると分かりやすいかもしれません。 私たちの多くは、内面にたくさんの荷物を抱えて生きています。 あまりに荷物が重すぎてよく息切れをしたり、動けなくなってしまうこともあるかもしれません。 それでも、「この荷物は私にとって必要なものなんだ!」と言って頑なに手放そうとはしません。 あるいは、知らず知らずのうちに荷物を抱えこんでしまい、どこかおかしいと思いながらも、荷物の重さと、その辛さについて慣れっこになってしまっているのかもしれません。 セドナメソッドは、そういった 重い荷物を一つ一つ手放していく方法 です。 荷物を手放すにはまず、自分が 荷物を抱えているんだということを認識 しないといけません。 なので、セドナメソッドでは最初のステップで「その感情を認めますか?」という質問をするわけです。 また、セドナメソッドは 荷物の仕分け作業 でもあります。 これはいるもの、これはいらないもの、と分けていくことで、本当に自分にとって必要なものだけを見極めることができます。 そして、仕分けを進めていくと、ある時ふと気づくかもしれません。 「もしかして最初から荷物なんて必要なかったんじゃないか」 と。 気づいたあなたは快く荷物を全て放り投げて、身軽になった心地よさと、何でもできそう!というワクワク感で一杯になるでしょう。 少しずつでも構いません。上手くできなくても構いません。まずは一つ一つ抱えている荷物を降ろしてみましょう。

セドナメソッドのやり方

ここでは、実際にセドナメソッドのやり方について解説していきます。 セドナメソッドは基本的に、自分自身に質問を問いかけていきます。いわゆる自問自答というやつですね。 問いかけは以下のような流れで行います。 *セドナ本第一部からの引用です。 「今、何を感じていますか?」 ↓ 「その感情を認めることはできますか?」 「はい」「いいえ」 ↓ 「それを手放せますか?」 「はい」「いいえ」 ↓    「手放しますか?」   「はい」「いいえ」 ↓     「いつ?」 ↓      今  以上のような流れで、上から順番に問いかけていきます。 セドナメソッドは、やり方自体は非常にシンプルなのですが、シンプルすぎて一見するとわかりにくかったりするので、いくつかポイントをあげて解説してみます。 1、問いかけ方は自由 心の中でも、声に出しても、紙に書いても何でも構いません。しっくりくる方法でやってみましょう。 2、あまり考えすぎない それぞれの質問に丁寧に答える必要は全くありません。「何を感じていますか?」にはだいたいな感じ、「はい」か「いいえ」には直感で答えてみましょう。 3、言葉より感覚を重視 言葉で答えを必死に考えるより、自分が今何を「感じているか」に焦点をあててください。逆に何を感じているかが意識できていれば、言葉は全く必要ありません。 4、「はい」「いいえ」どちらでもよい 上の質問は、「はい」にもっていくための誘導尋問ではありません。「いいえ」の場合でも、感情を拒否したり、感情にしがみついている自分に気がついて解放のきっかけになることがよくあります。 5、何度もくりかえしてみる 基本的には上から順番に進んでいきますが、よくわからなくなったら前のステップに戻ってみたり、同じステップを何度もくりかえしてみてください。 いかがでしたでしょうか?あまりよくわからなかったかもしれません(笑) 今回は、セドナメソッドとは何か?を知らない人向けに、こんな感じでやるんだよーという簡単な流れだけを紹介してみました。 セドナ本では、この基本の項目だけで何十ページにもわたって丁寧にレクチャーしています。 その全てをここに載せることはいろいろと

セドナメソッドとは

セドナメソッドを全く知らない方向けに、かなりざっくりとセドナメソッドについて解説していきます。 セドナメソッドは 「内面のお掃除ツール」 です。 普段はあまり意識していませんが、 内面には様々な思考や感情が溜め込まれています 。 もちろんそれ自体には何の問題もないのですが、時々こういった溜め込まれた思考や感情が 悪さをすることがあります 。 例えば、何でもないようなことなのにすごく恐ろしく感じたり、目の前のこととは関係なく不安になったり、ネガティブ思考が止まらない、といったことです。 そういった悪さをする思考や感情を、ここでは 「内面のゴミ」 と呼びましょう。 内面のゴミは、ほとんどが 無意識 (潜在意識ともいいます)の領域に保存されています。なので、普段意識されることはほとんどありません。 しかし、時たま意識に上ってきて、その存在をアピールします。 たいていの場合、そういった思考や感情は 「場違い」 で 「不快」 なので、無視されたり押し込められたりしてまた無意識に戻っていきます。 無意識に戻っていった 内面のゴミは消えることはなく、定期的に意識に上ってきます 。 そのようにしてどんどんゴミが溜まっていき、しまいには手に負えないほど膨れ上がってしまうこともあります。 そういった「内面のゴミ」を掃除するのに非常に役立つのが セドナメソッド です。 セドナメソッドは非常にシンプルで、 いくつかの質問を自分に問いかけていくだけ です。 特に 道具なども必要ない ので、自分がいればいつでもどこでもできます。 シンプルなので、 時と場所を選ばず、思い立った時にいつでも気軽にできます 。 では、内面の掃除をするとどのような効果があるのでしょう? セドナメソッドは人生のあらゆるところに効果を及ぼしますが、ここでは大まかなものをいくつか取り上げてみましょう。 1、毎日穏やかな気分で過ごせる 余計な思考や感情が消えていき、自然と穏やかな気持ちで過ごせるようになります。 2、問題に振り回されることがなくなる 内面の掃除を進めていくと、問題に遭遇することがどんどん少なくなっていきます。また、問題に直面しても、解決方法がどんどん浮かんだり、問題に対して余

感情の解放

前回 の続き 私たちは、普段から感情に対して様々な方法をとっています。それはたいていの場合次のうちのどちらかになるでしょう。(このことはセドナ本でも述べられています) 1、表現 2、抑圧 1、表現するというのは、感情をそのまま表に出すということです。 嬉しいときは笑い、悲しいときは泣きます。また、その場で表現しなくても、何かイヤなことがあったときに後で友人にグチったり、お酒の席やカラオケなどで発散するといった感じです。 2、抑圧するというのは、感情を自分の中に押し込めてしまうことです。 感情を感じても表には出さず、ただひたすら我慢、あるいは何も感じてないかのように振る舞うといった感じです。 感情に対して、一般的には1の表現する方法がいいとされていますが、時と場合によってはかなり難しくなります。 グチを聞いてくれる友人がいても、四六時中好きな時に聞いてくれるという人はほとんどいないだろうし、内容によってはあまり理解してもらえない、あるいはそもそも周りに話し辛い、ということもあります。 また、好きな時に好きなように泣き笑いできるのはある意味子供の特権で、年齢を重ねるごとに、感情を素直に表現することは社会的に難しくなっていきます。 さらに、1の方法は自分が何を感じているかがわかる場合には有効ですが、無意識に溜め込まれた未消化の感情にはほとんど効果がありません。 無意識に溜め込まれた感情はたいていの場合「よくわからないけど~だ」といった感じになります。 例えば「よくわからないけどすごく悲しいんだよね」とグチってみてもあまり共感は得られないだろうし、何か別の方法で発散しようにもどう発散すればいいかわからない、といったこともあります。 セドナメソッドは 第3の「解放する」 という方法です。これは、全く別の方法というよりは、1と2のいいとこ取りといったほうがいいかもしれません。 解放するというのは、1の表現すると同じく 感情を自分の外に出していきます 。しかし、その際には他人を必要としません。 自分一人だけで、どこにいても何をしていてもできる方法 です。その点で1とは違います。 また、2の抑圧すると同じように、基本的には 感情を自分だけで処理します が、自分の外に解放していくので 感情はきれいさっぱり消

感情について

この記事では、セドナメソッドについて少し踏み込んだ解説をしていきます。 セドナメソッドという言葉の由来、発案者、つくられた経緯などの詳しい情報は書籍の方に詳しく載っていますので、そちらを参考にしてみてください。 セドナメソッドは、一言で言うと 「感情を解放するための方法」 です。 ところで、 「感情を解放する」 とはどういうことでしょうか。 私たちは普段、呼吸するかのように自然に感情を感じていますが、 「そもそも感情とは何か」 について考える機会はほとんどないと思います。 そこで、わかりやすくするために、 「感情とは何か」 について解説したあと、セドナメソッドの本質である 「感情を解放する」 ということについて解説していきます。 私たちは人間として、日々様々な感情を感じています。 嬉しい、楽しい、悲しい、怖いなど、場面に応じて様々な感情がわいてきます。 だいたいの場合において、 感情は自然にわいてきて、しばらくすると流れるようにどこかへ消えてしまいます 。 何かを見た時、聞いた時、あるいは何かを思い出したとき、未来のことを考えたときなど、その場面場面で様々な感情がわいては消えていくでしょう。 ときたま強い感情がわいてきて、しばらく残ることもありますが、時間とともにどんどん薄れていきます。 どんなに嬉しいことや、どんなに悲しいことがあっても、時間が経てばその感覚が薄れていくというのは誰でも経験したことがあると思います。 このように、すぐに、あるいは時間が経てば消えてしまうような感情はあまり問題にはなりません。 しかし、 ある特定の感情が長い間続くような場合 があります。 例えば、失恋をしてその痛手を何ヶ月も引きずっている、親しい人を亡くして何年も悲しみにくれている、何かとんでもない失敗をしてしまって、その後悔をずっと抱えている、といったものです。 また、特にこれといった理由がなくても、いつもなんとなく不安が消えない、よくわからないけどいつもイライラする、世間的には成功しているはずなのに心の中はいつもどん底だ、といった理由がよくわからないが特定の感情が長い間消えないということもあるでしょう。 それでは、 すぐに消えてしまう感情とそうでないものの違いはいったい