感情の解放

前回の続き



私たちは、普段から感情に対して様々な方法をとっています。それはたいていの場合次のうちのどちらかになるでしょう。(このことはセドナ本でも述べられています)



1、表現
2、抑圧



1、表現するというのは、感情をそのまま表に出すということです。
嬉しいときは笑い、悲しいときは泣きます。また、その場で表現しなくても、何かイヤなことがあったときに後で友人にグチったり、お酒の席やカラオケなどで発散するといった感じです。



2、抑圧するというのは、感情を自分の中に押し込めてしまうことです。
感情を感じても表には出さず、ただひたすら我慢、あるいは何も感じてないかのように振る舞うといった感じです。



感情に対して、一般的には1の表現する方法がいいとされていますが、時と場合によってはかなり難しくなります。
グチを聞いてくれる友人がいても、四六時中好きな時に聞いてくれるという人はほとんどいないだろうし、内容によってはあまり理解してもらえない、あるいはそもそも周りに話し辛い、ということもあります。



また、好きな時に好きなように泣き笑いできるのはある意味子供の特権で、年齢を重ねるごとに、感情を素直に表現することは社会的に難しくなっていきます。



さらに、1の方法は自分が何を感じているかがわかる場合には有効ですが、無意識に溜め込まれた未消化の感情にはほとんど効果がありません。
無意識に溜め込まれた感情はたいていの場合「よくわからないけど~だ」といった感じになります。



例えば「よくわからないけどすごく悲しいんだよね」とグチってみてもあまり共感は得られないだろうし、何か別の方法で発散しようにもどう発散すればいいかわからない、といったこともあります。



セドナメソッドは第3の「解放する」という方法です。これは、全く別の方法というよりは、1と2のいいとこ取りといったほうがいいかもしれません。



解放するというのは、1の表現すると同じく感情を自分の外に出していきます。しかし、その際には他人を必要としません。自分一人だけで、どこにいても何をしていてもできる方法です。その点で1とは違います。



また、2の抑圧すると同じように、基本的には感情を自分だけで処理しますが、自分の外に解放していくので感情はきれいさっぱり消えていきます。抑圧する場合は、無意識にどんどん感情を溜め込んでしまい、感じ切るまで消えてしまうことはありません。その点で2とも違う方法です。



さらに、セドナメソッドは未消化の感情に対しても効率よく働きます
使い始めの頃は、意識に湧き上がってきた感情に対処していく、といった形になりますが、慣れてくると、よくわからないモヤモヤとしたものを一気に解放する、といった感じで正体のよくわからない感情に対しても働きかけていくことができます。



つまり、セドナメソッドは、自分の感情をいつでもどこでも、自分だけで上手く処理してしまう方法、とも言えるかもしれません。

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