問いかけは補助輪
セドナメソッドにおける問いかけは、自転車の補助輪のようなものです。
補助輪は、自転車に乗り慣れていない人が、自転車に乗るという感覚をつかむために付けるものです。
初心者にとって、自転車に乗るとはどういう感覚かわからないので、補助輪によって擬似的に体感してもらうわけです。
一度感覚をつかんでしまえば、後は補助輪を付けても付けなくてもどちらでもよくなります。
同様に、セドナメソッドにおける問いかけも、感情を手放すという感覚をつかむためのサポートに過ぎません。
感情を手放すという感覚がどういったものかわかりづらいので、あえて問いかけるという方法を使って、そのプロセスを一つ一つていねいに体感してもらうためのものです。
なので一度感情を手放すという感覚をつかんでしまえば、問いかけはしてもしなくてもどちらでもよくなるというわけです。
また、自転車に乗れるようになるために必ずしも補助輪が必要なわけではありません。補助輪なしで、転びながら乗り方を覚えたという方も多いでしょう。
セドナメソッドにおいても同様に、必ずしも問いかけを使う必要はありません。問いかけは感情を手放すという感覚をつかんでもらうための補助であって、問いかけないと感情を手放せない、というものではないからです。
ですから、問いかけるという方法がしっくりこない、と思っても心配ありません。むしろ、何となくでも感情を手放すという感じがわかっていたら、そっちのほうを積極的に使ってみてください。
セドナ本では、まるまる一冊使って問いかけるという方法でていねいに説明していますが、これは補助輪を使った自転車の乗り方ガイド、といった感じです。
本のやり方に従わないと感情は手放せない、ということは全くありません。むしろ自分の感覚を大事にして、自分なりにどんどんアレンジしてやってみてください。
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